健康は隠れた受験科目

大谷翔平選手が睡眠を大切にしていることが話題になることがあります。
スポーツ選手は体が資本なのでもっともなことだと思います。

話は変わります。
昨年度3月に、大学に合格した先輩の話を聞く機会がありました。
ある先輩は「規則正しい生活」を勧め、「健康は隠れた受験科目」と言っていました。

健康は隠れた受験科目

その通りだと思います。
では、健康に必要なのは?
食事と睡眠だと思います。
(「適度な運動」については「通学」や「移動教室」が担っていると思います)

早寝早起きをすべきだと思います。
しかし、早起きよりも夜更かしのほうが楽です。
早起きは「(睡眠からの)現状変更」ですが、夜更かしは「(覚醒の)現状維持」だからです。
勉強という面でも夜更かしだと時間はたっぷりありますが(就寝は遅くできる)、早起きだと限られた時間しかありません(始業時間は遅くできません)。
ということで、朝型ではなく夜型になりがちだと思います。

しかしながら、朝型には勉強面では「朝だと締め切り効果が期待できる」だとか「朝だと脳がまだ疲れていない」といったメリットがあります。
精神面でも「大事なことは先にやってしまったほうが精神衛生上はよい」といったメリットがあります。
健康面でも「22時から2時までは成長ホルモンの分泌が最大になる」とのことですから、早寝はメリットがあります。

さて、「継続した勉強」は心身の健康があってはじめて可能になるものです。
凡人にとっては「一時的な勉強」では、どんなに集中してもどんなに長時間でも、蓄積学力にはつながらないでしょう。
凡人にとっては「継続した勉強」こそが蓄積学力につながる。

ところで、早寝の敵は「夜やればいいや」といった気持ちです(計画性の無さ)。
さらに、早寝の敵は「毎日が前提でない」ことです(計画性の無さ)。
長いスパンで勉強しないので「一気に勉強しよう」という気持ちになってしまうのでしょう。
上述したように「夜更かしだと時間はたっぷりあります」ので「一気に勉強しよう」と夜更かしとの相性は抜群です。
しかしながら、「一気に勉強しよう」と「継続した勉強」の両立はかなり難しい。

早寝が難しいのは百も承知です。
まずは「次の日のパフォーマンスを最大にするために早く寝る」というのを目標にしてはどうでしょうか。

健康は隠れた受験科目
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