文法用語

文法用語を覚えていない生徒が散見されます。
文法を覚えれば文法用語は覚えなくてもいいんですよね、なんて声を耳にしたこともあります。
しかし、私は生徒に文法用語をきちんと覚えてもらいたいと思っています。

物事を理解して覚える時は分類して覚える必要があります。
分類して覚えないということは丸暗記であるということです。
分類して覚えないということは理解して覚えていないということです。
分類をするには文法用語を覚えなければなりません。
文法用語を使って分類するからです。

分類して覚えないとアウトプットも難しくなってしまいます。
これは仮定法が問われていると分かったら、仮定法の知識を出さなければなりませんが、分類がないと「これは仮定法が問われている」なんて思いつかないし、仮定法の知識を他の分野と分類して持っていなければ適切なアウトプットはできません。

文法用語が分からないと、問題集の解説を読んでも理解することはできませんし、教師の説明を理解することもできません。
問題集の解説も教師の説明も文法用語を用いて行われるからです。

英語教師は生徒に文法用語をきちんと理解し覚えるように促していくべきだと思っています。

面倒くさいはダメ

集会で「エレミアは紀元前600年前の人」という言葉がありました。
集会の後で生徒に「エレミヤは何時の人?」と訊きました。
答えられなかった生徒が何人もしました。
同じ空間で同じ時間を同じ話を聞いて過ごしても、その話が頭に入る生徒もいれば入らない生徒もいます。
授業も同じだと思います。
授業中にマスターしてしまうことで課題や小テストにかける時間を短縮できます。
真剣に授業を受けるようにしましょう。

驚いたり不思議に思う心が必要です。冒頭の集会の話で言うと、「イエス誕生の600年前!600年っていったら現代と室町時代の差だ。これが新約聖書につながっているのか!」といった驚き。
また「紀元前600年にこんな文明があったのか!」といった驚き。
この驚きがあるから忘れない。
覚えている。
身につく。
ちなみに、驚きや不思議は「知識がつながる時」に起こる現象です。

こういったことを考えるとつくづく「面倒くさいと思う心はダメだ」と思います。
「面倒くさいと思う心」を持っていると、人の話を聞かない。
関連知識を探す習慣がないので、驚かない。
普段から「面倒くさい」に気づいたら捨てていきたいものです。

アンテナを張る

私たちが情報に接する機会は平等(?)です。
しかし、得る情報はそのアンテナの張り方によって異なってきます。
これは、社会問題に対することばかりではありません。
授業も同じです。
講演会の後に生徒を指名して「何の話だったか?」と尋ねたことがあります。
答えられない生徒がいました。
一方できちんと答えられた生徒もいました。
同じ空間で同じ時間を過ごしたのですが得るものが異なる。
授業も同じです。
同じ空間で同じ時間を過ごしていても定着度が異なります。
これは「アンテナ」の問題です。

アンテナが張られているとは「情報を得る準備ができている」ということです。
情報を得る準備ができているということは「問題意識がある」ということです。
アンテナには問題意識が必要ですが、さらには「伝える機会があるか」も重要です。
伝える機会がある人は、伝える内容のネタを探すものです。
結果、アンテナを張ることになる。
アクティブ・ラーニングが流行っているのはこういったこともあるのでしょう。
付き合う人間も重要です。
これは「伝える機会」に直結するからです。
知的な集団に所属していると会話も知的なものとなり知的なアンテナを張ることになります。

ちなみに、テストも立派な伝える機会です。

高2までは英数

ベネッセの資料を見ていたら「難関大合格に向けた学習スケジュール」と「難関大合格者の学習バランス」のページに目が留まりました。
前者「難関大合格に向けた学習スケジュール」には「目標は高2終了時点で英数の完成」とあり、その到達目標は高2で「難関大合格水準に達する学力をつけることが目標」とありました。
後者「難関大合格者の学習バランス」には、総学習時間を10とすると、高1は「英語4.0, 数学5.0」で英数で9/10、高2は「英語3.5, 数学5.0」で英数で8.5/10となっていました。
難関大だと上記のような数字になるのでしょうが、実感としては中堅大学でも「英語4, 数学4, その他2」と英数で8/10となると思います。
推薦入試などを考えている生徒にとっては、英検のこともありますし、小論文は課題文が英文であることも多いのでまずは英語が最優先になると思います。

しかしながら、高2段階で理科や地歴ばかりを勉強している生徒もいます。
理科や地歴は試験範囲がありますし、後回しにしている生徒が多いので、模試では結果が出やすいというのがその理由かもしれません。
英語や数学は(最初からできる生徒は置いておいて、できない生徒にとっては)結果が出るのに時間がかかります。
英語や数学って、初めからできる生徒以外は本当に時間がかかる教科ですよね。

私はデータから外れた勉強を「自分勝手な勉強」と呼んでいます。
高2までは英数が勉強のメインであるというデータを示されても、なかなか結果が出ない英数から目を背けて理科や地歴ばかりを勉強している生徒には「自分勝手な勉強はやめなさい。自分勝手な勉強で合格できるほど受験は甘くはない。」と言っています。
勉強の面白さということで言うならば、理科や地歴は興味をそそるし面白い。
偏差値ということで言うならば、周囲がまだ本気になっていないし、試験範囲の決まっている理科や地歴は結果が出やすい。
しかしながら、大学受験という視点ではまずは英数の確立を目指すのが王道なのではないでしょうか。
自分勝手な勉強で何とかなるほど大学受験は甘くはないはずです。