計画を立てるということ

【家を建てる】
A君は「資材さえあれば家が建つ」と思っています。
空き地に資材をどんどん置いていきます。
雨が降ってきました。
資材は泥だらけです。
下の方に埋もれてしまった資材はその形すら思い出せません。

B君は「家を建てるには資材のほかに設計図が必要だ」と思っています。
まずは設計図を作りました。
その設計図にしたがって資材を組み立てていきます。
雨が降ってきました。
作業は中断です。
納期までに間に合わないかもしれません。
納期が来ました。
やっぱり納期には間に合わなかった。
しかし、なんとか最低限の雨風はしのげる家らしいものはできあがりました。

【2棟目を建てる】
B君は前回の反省を踏まえて設計図と納期を工夫しました。
雨が降って作業が中断することを踏まえて納期を設定しました。
設計図にしたがって資材を組み立てていきます。
資材の組み立ては前回よりもうまくなっているようです。
前回よりも速いスピードで資材が組みあがっていきます。
雨が降ってきました。
作業は中断です。
今回は納期に余裕を持たせたので何とか納期に間に合いそうです。
前回よりは立派な家が建ちました。
しかしいかんせん経験不足。
よく見ると粗が見えてきます。

【A君の2棟目】
ふとA君の2棟目を見てみると、1棟目と同じ泥だらけの資材・・・
資材はB君よりも多いけれど、泥だらけで元の姿も判別できない。
役に立つ資材が見当たりません。

計画を立てるってこういうことだと思います。

計画を立てるということ
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