結果以外から学ぶ

しばしば「結果がすべて」という言葉を耳にします。
私はこの考え方は危険だと思っています。

例えば、30点を取ってしまったとしましょう。
彼に必要なのは「結果に至る過程」の吟味です。
30点に至るまでの過程で何が足りなかったのをしっかりと確認することです。
結果だけを見て「ダメだった」だとか「失敗した」だけではいけません。

問題は「90点」取ってしまった生徒です。
結果は同じ「90点」でも、内容は同じではありません。
解答というのは複数あるものです。
そして解答には「理想的なもの」と「しょうがない、許容しよう」というものがあります。
定期試験などは範囲が決まっているのですから「理想的な解答」であるべきです。
試験範囲が決まっている場合、出題には「目的」があり、解答はこの「目的に沿っている」べきです。
試験範囲が決まっている試験で「しょうがない、許容しよう」で点数を取ってもあまり意味はありません。
しかし、現実には「しょうがない、許容しよう」といった解答も正答として扱われてしまいます。

私は「結果がすべて」という考え方は危険だと思います。
うまくいかなかったら「過程」に目を向け、うまくいったら「出題の目的に沿っているか」に目を向けるべきだと思うのですが、「結果がすべて」だとその目を曇らせてしまうと思うからです。