上書き:消去ではなく蓄積

中学校の先生が愚痴を言っていました。
なんでも「中学校の時にあれほど一生懸命に色を塗ったのに、高校に入るとその上に色を塗られてしまう。そしてその色が濃すぎて中学校のことを忘れてしまう」ということでした。

なるほど、言っていることは分かる気がします。
高校でもこの上書き効果は莫大で、様々な豊かな体験が大学受験に塗りつぶされてしまいます。

学校行事や部活動やボランティア活動や級友との語らいなど、様々な体験を蓄積してきました。
しかし悲しいことに、高校3年間さまざまな体験を積み重ねるのですが、結局は「大学受験がすべて」になってしまう人がいます。
高校3年間の評価が大学受験だけとなってしまう人がいます。
蓄積ではなく消去してしまう・・・
上書きとは、消去ではなく蓄積だと思います。

話は変わりますが、大学受験は手段であって目的ではありません。
大学受験の目的は「長い人生で4年間、自由で充実した生活を送ること」でしょう。
AO入試だろうが推薦入試だろうが一般入試だろうが第一志望だろうが不本意入学だろうが関係ない。
手段に縛られるのはもうやめましょう。
長い人生で4年間、自由で充実した生活を送ってもらいたい。