賃金は労働対価だと言われています。
本当でしょうか?
賃金格差は、労働時間によるものではありません。
長時間労働なのに給料が低い職種もあります。
賃金格差は、労働の質によるものでもありません。
保育士の給料が低いことが話題になることがありますが、保育士の労働の質が低いとは誰も言えないと思います。
賃金格差は職種によるのだと思います。
ある職種は給料が高いが、ある職種は給料が低い。
この違いは、労働時間や労働の質によるものではない。
ちなみに、高学歴だと希望する職種に就ける可能性が上がりますから、賃金格差は学歴によると言ってもいいかもしれません。
実際にこう思っている人はたくさんいると思います。
さて、私たちは一枚のピザを分け合っています。
職種によって、学歴によって、ピザの分配が異なる。
不公平だとは思いませんか?
もし、不公平だと思いなら、それは「ピザの大きさが変わらない」といった前提に立っています。
もし、このピザのサイズを大きくすることができたら?
一人あたりのピザも大きくなります。
ピザのサイズを大きくすることができる人がいるとすれば、彼は他よりも大きなピザをもらう権利があるでしょう。
賃金はもちろん労働対価ですが、その額を決定しているのは、その職種への「ピザを大きくしてくれる」といった期待度だと思います。
高学歴者って責任重大ですね。
一枚のピザ