受験で運動部が強い?理由

運動部は引退してから急激に伸びると言います。
実際に、「特進クラスの非運動部」が大学に落ちてしまい、「普通クラスの運動部」がその大学に受かるといったこともままあります。
昔から運動部は引退したら急激に伸びると言われてきました。

しかし、私はこの「運動部が引退後に逆転する」といった考えに疑問を持っています。
実際に「逆転劇」は存在するようですが、それは次のようなカラクリだと思います。

「運動部の生徒」が6月に引退するとしましょう。
もちろん、学習財産はありません。
一方で、「特進クラス非運動部の生徒」の中にも、高校3年6月の時点で学習財産のない者は一定数存在します。
つまり、この時点で「運動部の生徒」と一定数の「特進クラス非運動部の生徒」の間には学力差がない。
「運動部の生徒」が部活を引退した時点で、「特進クラス非運動部の生徒」がリードをしていないケースがままあるのです。
相手がスタートする時点でリードしていないのだから、その後のレースで負けることもあります。
なにも「運動部の生徒」が「逆転」しているのではありません。
「特進クラス非運動部の生徒」が相手がスタートする時点でリードをしていなかっただけです。

私たちは「運動部の生徒」よりも「特進クラスの非運動部の生徒」のほうが受験では有利であると考えがちです。
しかし、そんなことはなくて、「特進クラスの非運動部の生徒」でも一定数は学習財産を蓄積させることなくダラダラと過ごしているものです。
締め切りも作らずにダラダラと過ごしているものです。
そして、6月に「運動部の生徒」が引退した時に、リードするでもなく、同じラインにいる。

「学習財産がある生徒」と「学習財産がない生徒」とでは、同じ時間の勉強でも結果は変わってきます。
同じ時間の勉強なら「学習財産がある生徒」のほうが「量」も「質」もこなせるでしょう。
つまり、「運動部の生徒」が引退して時点で、学習財産を蓄積しておけば、つまりリードできていれば「逆転?」などされないはずです。
「特進クラス非運動部の生徒」は高3の6月までに、できるだけ多くの「学習財産」を蓄積しておきたいものです。