もう一つの配点割合

受験生は配点割合を意識して勉強します。
ここでいう配点割合は「センター英語は75%以上が読解問題なのだから、読解力重視の対策が必要だ」というものでしょう。

私は、もう一つの配点割合の考え方が必要だと思います。
私の考える「もう一つの配点割合」は次のようなものです。

配点/学習時間=配点割合

例えば、センター国語の古文と漢文は配点は50点で同じですが、40点取るために必要な学習時間は漢文のほうが少ないはずです。
この場合、私の言う「もう一つの配点割合」の考え方では、「漢文のほうが古文よりも配点割合は高い」となります。

ところで、英語は「もう一つの配点割合」の高い科目だと思います。
英語は「どうやれば点数が上がるか」が分かりやすい科目です。
一定期間きちんと勉強すれば必ず成績が上がる科目です。

センター数学はどうでしょう?
いわゆる「失敗」をする生徒を何人も見てきました。
センター数学は、どれだけ勉強しても不安の残る科目だと思います。
つまり、「もう一つの配点割合」の低い科目だと思います。

高倍率の大学入試では、配点割合が低いからと言って、試験科目である以上、学習量を減らしてはいけません。
「一般的な配点割合」はとても重要です。

一方で、「もう一つの配点割合」の高い科目は、きちんと一定期間をかけるべきです。
例えば、英語の「発音・アクセント問題」。
「一般的な配点割合」は「6%」しかありませんが、対策をすれば確実に得点できる分野です。
多くの生徒は、センター数学で12点を得点するよりも、発音・アクセント問題で12点を得点するほうが楽なはずです。
センター数学で苦しんでいる生徒ほど、こういった分野でセンター数学の不確実性の穴埋めをしたいものです。

配点割合の高いものを優先的に勉強するのは受験生の常識です。
ただ、「一般的な配点割合」だけでなく、「もう一つの配点割合」にも目を向けてもらいたいと思っています。