私の“不合格体験記”
<はじめに>
私は、国公立大学を4回(自己推薦を1回含む)、私立大学を3回受験しました。結果は、滑り止めの私大が1校合格しただけで、他の大学はすべて不合格となりました。
この“不合格体験”に基づいた私からのアドバイスが、私の後輩諸君の受験勉強に何らかの形で役立てば幸いです・・・。
<先生の話や忠告をよく聞け!>
先生の話や忠告を聞くことはとても大切です。「何を今さら・・・」と後輩諸君は思っているかもしれませんが、それが出来なかった人が、今まで受験に失敗してきたのだと思います。自分の考えばかりに固執し、先生の忠告を受け入れず、意固地になっていく―まさに、私はこのようなタイプの人間で、とても頑固な性格でした。自分の主義・主張を持つということは大切なことだと思いますが、それは受験勉強においては邪魔でしかありません。受験勉強で必要なのは、先生の忠告を真摯に受け止め、その忠告に従うことだと思います。それが出来なかったことが、受験失敗の大きな原因であったと私は考えています。
先生の忠告を無視した、独りよがりなやり方や考え方というものが、どれだけお粗末なものであるかよく考えてみて欲しい・・・。
<悲観的な人間が合格する>
11月頃の模試で、ある中堅私立大学がB判定(合格可能性60%~80%)だったことがあります。「この大学はおそらく合格するな」などと私は思っていました。しかし、結局その大学は不合格となりました。何が言いたいのかというと、模試でA・B判定がとれても、そこで安心してしまった時点で成績は落ちてしまうのだということです。
事実。「俺、ヤバイかも・・・」と言っている人に限って合格していることが多いです。これは偶然ではないと思います。
最後まで、自分の実力を過信せず、常に疑い続けることが、合格へと導いてくれるのだと思います。
<最後に・・・>
浪人はつらいと思います。最近、大学生がねたましく思えてきます。しかし、それは自分が悪いのだから仕方がないのです。誰のせいでもありません。現役で合格した連中に一歩遅れをとってしまうことになりますが、一番自分が後悔しない選択であったと思います。
後輩諸君には、現役で大学に合格して欲しいです。ですが、納得いかなければ浪人も悪くないと思います。私も、1つ大学を合格したにもかかわらず、蹴りました。浪人も、1つの選択肢です。あとになって後悔しないための・・・。
では、後輩諸君の健闘を祈る。