I先輩

まえがき
受験勉強は3年生になってからでも間に合うと言います。しかし、それは他のものを全部捨てて、受験専念した場合にだけ言えることだと思います。しかも、正しいやり方で。僕は受験に失敗しました。この話がかわいい後輩諸君の参考になれば幸いです。

僕は1年の頃から部活をやっていました。「勉強は3年になってからでもいいだろう」と思い、ほとんど何もやっていませんでした。引退が決まり、いよいよ本格的に受験勉強をすることになりましたが、何をしていいかも分からず、とりあえず皆がしているように学習室に通いました。しかし、学習室に行けば勉強ができるという訳ではありません。何となく集中できずに時間だけが過ぎていきました。そんな状況を「夏休みが勝負だ、夏は集中してやろう。夏休みが受験の天王山だ。」と(政治家が得意の)問題の先送りで逃げました。そして夏休み。「計画的に」と計画表を作りました。(作った時点でやり遂げたかのように満足した)僕は数学が苦手だったので数学がその大半を占めていました。また、計画が大まかだったため「明日やればいいや」「夏休みが終わるまでに何とか」と言っているうちに、僕の夏は終わりました。

2学期に入る推薦やAO入試の校内募集が始まりました。この時期、こういう話は「もう楽になりたい」という気持ちもあって、かなり心を動かされます。僕もこの甘い話に飛びつきました。小論文の対策をしてこなかったので、当然落ちました。(英語は難しすぎた)AO入試に2ヶ月も費やしてしまったので、この後が大変でした。それまで英数国が中心で、理科と社会はほとんどノータッチ。センターに間に合うか微妙でした。さらに期待はしていなかったけど、試験に落ちた心的ダメージも足をひっぱりました。冬休みはもう死ぬ気で勉強しました。(この時期削れるのは睡眠時間だけ)しかし冬休みは日本全国の受験生が勉強しているので、そうやすやすと差が縮まるわけではありません。多くの不安を残したままセンター試験当日を迎えました。

努力は報われるもので、最後まで粘った理科と、2学期から本気で取り組んでいた英語で好成績を残すことができました。しかし、得意(と思っていた)国語が大変なことになってしまいました。「現代文とか勉強することないじゃん」と思っていたのが原因だと思います。さらに、2年間やってきた地理がとりあえず受けておいた現代社会よりも点数が低かったことには言いようのない憤りを覚えました。

センターでのハンデは2次に大きく影響します。皆さんも僕の二の舞にならないようにして下さい。とりあえずこれからやってほしいことをこの話に沿って箇条書きにしておきます。

1.1、2年のうちに貯金をつくっておこう
―何をやっていいか分からないかもしれないが、英単語や英文法、古文単語などやることはたくさんあります。

2.計画をきちんと立てよう
―この日はこのページからこのページまでやる、と細かく、また最終到達点を目標に。1つの教科に偏った計画は立てない。

3.無理な計画は立てない
―今まで勉強しなかった奴が急に1日9時間はムリ。

4.学習室に通うのはやめよう
―勉強してください。

5.夏休みを大事にしよう
―学校の講習や予備校をペースメーカーに一定した勉強時間を確保。

6.3年の夏休みに社会、理科を1度完成させておこう
―この先はなかなか手が回らない。

7.小論文の勉強をしよう
―いつ使うことになるか分からない。自分も使うとは思っていなかった。1、2年のころから新聞や本を読み、情報を蓄積して、それに対する自分の考えをもっておく。そして書いてみる。

8.国語の勉強をしよう
―現代文の勉強はできる。詳しくはF先生へ。

9.先生の言うことは素直に聞こう
―何人もの受験生の面倒を見てきた経験のプロであり、受験の経験者。「やるとためになる」と言われたことはきちんとやろう。

10.最後まであきらめない
―受験生は入試直前まで伸びる。志望校合格に向けて全力で取り組む。

最後に
1、2年は受験を成功させるために重要です。でもあくまで準備期間。あまり最初からとばしすぎると、どこかで何かが「プツン」と切れてしまう。勉強はほどほどにして、上手に時間を使い、あとは遊んで下さい。高校は3年間しかないのだから悔いのないように。僕も部活に生徒会、インターハイの手伝いや文化祭など行事に力を入れて、たくさんの想い出をつくりました。そのせいで落ちたと言われても後悔しません(と虚勢を張ってみたりする)。とにかく、志望校合格に向けがんばって下さい。