【はじめに】
私の受験ははっきり言って失敗でした。滑り止めとして受験し、全く行く気のなかった大学にしか合格しなかったので浪人も考えました。成功談より失敗談から学ぶ事の方が多いと言います。不合格体験記として読んで下さい。

【勉強する事ができるということ】
1、2年生の時の私の学習態度はひどかったです。3年生では少しは改善したと自分では思っていますが・・・まず、授業は聞かない。ノートもとらない。予習復習もしない。全く勉強していませんでした。試験前はさすがに勉強しましたが一夜漬け。それでもある程度の点数はとれます。でも、学習習慣は身に付きません。3年生になって受験勉強を始めた時、全然勉強に手がつかず無駄な時間をたくさん過ごしてしまいました。昨日まで全く勉強していなかった人が、今日からいきなり何時間も勉強するのは無理です。定期テストの時は可能なのは数日で終わると思っているから。でも受験は長く、いつ終わるか分かりません。3年の初めからきちんと勉強していれば志望校に合格していたかもと思っています。3年生になって順調に勉強を進めるために、勉強することができるようになっていることはとても重要です。そういう体にするために少しずつでもいいので、1、2年のうちに取り組みましょう。

【定期テストの利点】
私は私大志望だったので3年生になってからは授業中以外、数理は勉強しませんでした。それでもセンター本番で平均点以上とることができました。それは定期テストのお陰だと思っています。テストの前だけは勉強したので。きちんと理解していれば案外忘れないものです。もし忘れてしまったとしても勉強していれば、次に勉強する時格段に早く覚えられます。それがたとえ一夜漬けであってもです。前に書いたように、もちろん毎日勉強するのが一番ですが、定期テストは勉強する良い機会です。捨て科目を作らず全教科必ず勉強して下さい。後で役に立ちます。

【基本は大切】
受験に失敗した一番の原因は基本が身に付いていなかったことだと思います。例えば英語だったら英単語。私は単語集一冊を覚え切る事もせず受験に臨んでしまいました。それでもセンターでは9割取れたし、地方国公立大の2次試験程度なら解けます。でも難関大は甘くありません。B判定が出ていた大学に2次の記述式の英語ができなかったために落ちてしまいました。センターはできるから・・・と思うのは間違いです。3年生になってから基礎をやるのは時間的にも精神的にも大変です。2年生までに単語や文法などの基礎は固めてしまいましょう。

【模試は模試】
模試は本番ではありません。たとえ模試でA判定が出ていても落ちる人は落ちます。マーク式と記述式の違いや傾向の違いもあるし本番は模試のようにいくとは限らないからです。たとえ安定して良い判定が出ていても油断は禁物。割り切って考えましょう。

【滑り止めの重要性】
私の場合は元々国公立大が滑り止めでした。私大では滑り止めは作らず、受かってもいく気がないからという理由で一般もセンター利用も難関大しか受験しませんでした。でも国公立の試験は一番最後。それまでに合格が一つもないととても不安になります。結局私はセンター後期で滑り止めを受けることにし、運良く合格しましたが、後期は選択肢も少なくなるし、募集人員も減るので前期で必ず滑り止めを作った方が良いと思います。たとえその大学に行く気がないとしてもです。

【最後に】
私は2年の最初までテニス部に入っていました。学校のある日に行われる大会が多く、辛い練習をしていても出られなかったのが一番の理由でしたが、今では辞めなければ良かったと思っています。大変なことは多いと思うけど、一度やると決めたら引退するまで頑張った方が絶対に良いです。
また、浪人も考えましたが進学することに決めたのは浪人してあと1年受験勉強を続けられる自信がなかったからです。その意味でもちゃんと勉強しておけばよかったと後悔しています。私のようにならないように頑張って下さい。わたしの「あどばいす」が少しでも役に立てば幸いです。

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