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大東亜帝国とコスパ

マイナビの「大東亜以下⑨」が話題になりました。
ここで考えさせられたのは私立大学一般入試のコスパの悪さです。
「大東亜以下⑨」を見たときに多くの人の頭に浮かんだのは「学歴フィルター」のようでした。
大東亜帝国群以下だと学歴フィルターに引っかかってもしょうがないといった論調も目立ちました。
一方で、大東亜帝国群の学部は概ね共通テストでは70%以上の得点率が必要になります。
大学入学共通テスト70%は地方の県立2番手校からすると目標とすべき得点率だと思います。
それなのに、「学歴フィルターに引っかかってもしょうがない」という目で見られてしまう。
私立大学に一般入試で入るのは本当にコスパの悪いことだと思ってしまいました。
学校推薦型選抜や総合型選抜が流行っている中で、私立大学に一般入試で入ろうとするのは本当にコスパの悪いことだと思います。
一般入試で進学しようと思ったら国公立大学を目指すべきなのでしょう。

ここで国公立大学の魅力を一つ。
国公立大学は学校推薦型選抜も総合型選抜もある程度の倍率を確保しています。
つまり、国公立大学を目指す受験生は学校推薦型選抜であれ総合型選抜であれ落ちる可能性が高いのですから、一般入試を視野に入れて勉強しなければなりません。
国公立大学の学生のほとんどは一般入試の勉強をしてきたということです。
国公立大学の魅力の一つは「受験勉強してきた学生ばかり」というのもあるのでしょう。

一般入試を選んだ以上は「受験勉強をしてきた学生ばかり」といった大学に進学するほうが自分の中で納得できるものが大きいのではないでしょうか?

推薦入試と意欲

進路ガイダンスがありました。
その中で推薦入試で合格した卒業生から「推薦入試は学力ではなく意欲を見られる」とありました。
その話はこれ以上展開されることはなかったので、ここで少し補足をしたいと思います。

意欲を見てもらうためには以下の4つを満たす必要があります。
1.他の受験生と差別化できる意欲はあるのか?
推薦入試を受ける以上、意欲は皆が持っています。
意欲を見てもらうためには他の受験生と差別化された意欲でなければいけません。

2.その意欲は大学が提供する学びと一致しているか?
差別化された意欲があっても、これが大学が提供する学びと一致していなければ、面接官は「なぜうちの大学?」となってしまいます。
「意欲は立派だけれどもうちの大学ではその意欲を満たすお手伝いはできないよ」となると、これはもう不合格。

3.その意欲を言語化できるか?
意欲は伝える道具は言葉だけです。
表情や声の大きさで意欲を伝えることはできません。

4.その意欲を短い時間で面接官に理解してもらえるか?
面接官に「この生徒の話はもっと聞いてみたい」と思わせることができるかどうか。

上記4つの条件を満たすのはかなり大変でしょう。
であるならば、意欲に頼るのではなく(意欲で差別化を図るのではなく)、学力で勝負したほうがいいのかもしれません。
上記卒業生は「推薦入試は学力ではなく意欲を見られる」と言いましたが、推薦入試であっても小論文や口頭試問など学力試験があるのですから、学力で勝負するというのも賢いやり方だと思います。