AI元年を経て

2022年度はAI元年だったと思っています。
もちろんAIは2022年度以前にもありましたが、2022年度になって初めて一般人が生産性を高める目的で使えるようになったのではないでしょうか。

例えば、Stable Diffusion。
私は昨年度はiPadを用いたプロジェクションマッピングに取り組みましたが、映像面ではStable Diffusionのお世話になりました。

例えば、ChatGPT。
授業に取り入れて、英作文の添削に使いました。
今まで、英作文の添削は手間のかかるものでしたが、生徒が自分の解答をChatGPTに入力すると、ChatGPTが添削してくれます。
Regenerateをタップすると、別解も提示してくれます。
英語教師が英作文の添削から解放された瞬間でした。

MubertやCreative Reality Studioも授業で紹介し実際に使う機会を与えました。
次年度は生徒にWebポスター制作なんかに取り組ませたい。

授業でAIを紹介して実際に使う機会を与えている理由は、生徒には「こんなこともできるんだ!」を提供したいと思っているからです。

私はICT教育では「こんなこともできるんだ!」をなるべく多く提供することが重要だと思っています。
「こんなこともできるんだ!」を増やしていくことの先に、「〇〇がしたい」だとか「〇〇をするためには××を試してみればいいのでは?」といった思考があると思っているからです。

私自身の話です。
2020年3月の全国学校一斉休校の際には、休校と決まったらすぐに生徒にZoomアプリをインストールするように指示しました。
2020年3月の全国学校一斉休校初日の時点で、Zoomを活用したリアルタイムの双方向授業を提供することができました。

2020年2月27日に安倍前首相が臨時休校を要請した時に、Zoomでのリアルタイム双方向授業が頭に浮かびました。
これはそれ以前にZoomを活用していて「こんなこともできるんだ!」を体験していたから可能だったのだと思います。

さて、2022年度はAI元年だったと思うと書きました。
2023年度です。
教育現場にAIをどんどん取り入れていって、生徒には「こんなのこともできるんだ!」を提供し続けていきたいと思っています。
「こんなこともできるんだ!」の先に、「〇〇がしたい」だとか「〇〇をするためには××を試してみればいいのでは?」といった思考が生まれることを期待!

AI元年を経て
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