復習の重要性

高校の勉強と中学校までの勉強の大きな違いは「量」だと思います。
結果として、高校で要求される勉強の一つに「忘れないための作業」が挙げられます。
忘れないための作業として真っ先に上がるのが「復習」。
生徒には復習の重要性や復習の仕方を説明しているのですが、なかなか実行に移してくれません。
一つには、「復習をやらなくてもバレない」というのがあるのでしょう。

私が説明している復習の仕方は以下の通りです。
1.「復習ノート」を用意する。
2.授業を受けたその日のうちに板書したノートを見ながら(さらに、授業を想起しながら)「復習ノート」に「これは大事だ」と思う事項を書き込む。
3.模試の前には「復習ノート」を見直す。
4.夏休みなどの長期休業に「新しい復習ノート」を用意して、「今までの復習ノート」から「これは大事だ」という事項を転写する。
5.「今までの復習ノート」は捨ててしまってよい。

さらに、「予習は最高の復習である」ということも強調しています。
予習は「本番のテストの疑似体験」であるだけでなく、「既習事項を新しい環境で試す機会」としても活用すべきです。
既習事項を新しい環境で試すっていうのは、知識の定着と知識の活用法には最高の手段だと思っています。

さて、高校の勉強は「量が多い」のですから、教えるスピードも速くなります。
となると、勉強をサボってしまうとたちまち置いてきぼりになってしまいます。
いざやる気になっても手遅れということもあります。
教える側としては残念なことです。

復習の重要性
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