やりたいことに拘らない

国公立大学の出願指導をやっています。
大学を選ぶ基準っていうのは
1.そこでしかできない
2.ブランド
3.立地
4.やりたいこと
だと思っています。

同じく出願指導をしている同僚を見ると「やりたいこと」を重視しすぎていると思います。
教師が進路指導で最も重視するのは「やりたいこと」だからでしょう。
三者面談をしていると、保護者の方も「何がやりたいの?」と子どもを問い詰めるケースが多い。

「やりたいこと」はもちろん大事です。
でも、「やりたいこと」って、本当に「やりたい」のでしょうか?
生徒に「なんでやりたいの?」と訊くと、「知り合いが~だから」といった答えが返ってくることがよくあります。
父親が技術者だから技術者になりたいとか・・・
これって、「やりたいこと」の理由になり得るのでしょうか?
一つの理由ではあるでしょうが、大きな理由としては相応しくないと思います。

私自身の話をすると、高校時代は「やりたいこと」は分かりませんでした。
大学も学部学科も「なんとなく」決めました。
大学に入学したあとで「とりあえずの・・・やりたいこと」が変わりました。
大学卒業後は大学で学んだことと全く異なる仕事をしています。
しかし、どの局面でも特に困ることもなく、楽しく過ごすことができました。

私は自分の経験から、生徒の「やりたいこと」は考慮するけれども、「やりたいこと」に拘りすぎる指導はしないようにしています。