目標点数を取るということ

2年前の話です。
面談で第2回全統高2模試の各教科(たった3教科!)の目標点数を訊きました。
英語は140点が多かった。
さて、「じゃあ、140点取るために何をやるの?」と訊きました。
ほとんどの生徒が「Vintageをやります」と答えました。

「???」

そんなので点数が上がるはずないじゃん。

テストで点数を取るっていうのは「問題集をやればいい」といったような単純な話ではありません。
点数を取るためには「点数を取るための勉強」が必要になります

【全統模試:ANTENNA】
①合格可能性評価基準一覧で、志望大学の偏差値(C判定レベル)と自分の偏差値を比較する。各教科で「偏差値1の差×3点分の点数」を把握する。答案見直しの際に、「偏差値1の差×3点分の点数」をどこで確保すべきだったかを明確にする。

②採点基準を確認する。これを踏まえて次回のテストは答案を作成すること。

③採点に疑問を感じたら、「採点に関する問い合わせ」を読んで行動に移すこと。

【進研模試:合格ライン】
『合格ライン』を配布してあります。合格者の平均偏差値と平均点が掲載されています。進研模試の解答用紙が返却されたら、「ANTENNAの使用法」と同じことを行いましょう。今回は、「確保すべき点数」は『合格ライン』に掲載されています。

【大学入試:過去問】
過去問はやるだけでなく、解いた後に、自己採点。
その後で、「何をどう間違えたのか」を確認する。
ここで終わらせてしまう生徒もいますが、さらに、「自己採点と確保すべき点数(合格最低点+10点)との差」を把握して、「その差をどの設問で確保すべきだったのか」を明確にするといいと思います。

目標点数を取るということ
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