理解のイドラ

勉強の障害となっているのが「理解のイドラ」です。
①理解して覚えたものは忘れない。
②理解は1回。

<理解のイドラ:理解して覚えたものは忘れない>
“理解”して満足してしまう生徒が多いようです。「分かった」という知的快感で満足してしまう。知識と知識がつながる快感で満足してしまう。でも、数日後に訊いてみると見事に忘れています。私たちは、「理解”したものも忘れる」ということに気づくべきです。皆さんは「理解して覚えたものは忘れない」といったイドラに支配されているがゆえに、復習を軽視しすぎています。復習は複数回行うべきです。復習を複数回行うために作成するのが「知識ノート」です。

≪知識ノート≫
その日のうちに、重要だと思った知識を取捨選択しながらノートにまとめます。授業を思い出すと同時に、書き留めるべき知識の取捨選択で頭を使います。できれば、土日に1週間分の知識ノートを見返します(これは無理か・・・)。定期試験の前に知識ノートを見返して紙にまとめます。試験後にその紙は捨ててしまって構わない。模擬試験の前に知識ノートを見返して紙にまとめます。試験後にその紙は捨ててしまって構わない。長期休暇に新しいノートを1冊用意し、知識ノートから「まだ身に付いていないと思う知識」を転写します。知識ノートは長期休暇のたびに生まれ変わります。古い知識ノートは捨ててしまって構いません。

<理解のイドラ:理解は1回>
理解は「複層構造」です。「曖昧な理解」から「きちんとした理解」まで、理解は「複層構造」になっています。しかし、理解を「All / Nothing」と誤解している生徒がいます。こういう生徒は、「理解した」と思ったら、それで終わり。
理解用参考書と演習用問題集があります。演習用問題集は繰り返しますが、理解用参考書は(意識の高い生徒でも)「1回読んだらそれで終わり」ということが多いようです。しかし、1回読んだだけで理解できる生徒っていないと思います。2回目の方が1回目よりも理解できる。3回目の方が2回目よりも理解できる。

<繰り返すために>
「理解したものも忘れる」、「理解は複層構造である」。これに対処するには「繰り返し」が必要です。「繰り返し」のコツは「生活のルーティーン化」。時間と場所を決めてしまいましょう。