京都大学工学部地球工学科2010

【京都大学工学部地球工学科】
京都大学は自由の校風です。その自由を勉強に使う人もいれば、部活やサークル活動に使う人もいるなど様々です。また、各分野の研究が世界でもトップクラスであるためあらゆる分野で有名な教授がたくさん在籍しておられます。私は工学部ですが、理系科目に偏らずにラテン語や哲学、心理学などの多くの文系分野の科目の講義も受講しています。そして、あらゆる分野の知識を身につけていきたいと思っています。また、サークルは東洋拳法サークルと、主に東洋哲学や仏教思想を学び、生きる目的を追求する京都大学勉強会に入りました。これからの大学生活を充実させてより良いものにしていきたいです。

<2010年8月31日>
≪学科の説明≫
私の入学した京都大学工学部地球工学科は資源工学コース、環境工学コース、土木工学コースの3つのコースに分かれています。資源工学コースでは主に資源やエネルギーの探査、開発、生産、精製などの研究が行われています。環境工学コースでは地球環境問題を解決するためのテクノロジー開発や、人間と自然とのより良い共生の実現のための研究が行われています。土木工学コースでは洪水、地震、暴風などの自然災害から人間社会を守り、近代文明を維持するための防災技術を研究し自然と調和したより安全で快適な公共空間の創造や文明基盤としてのインフラストラクチャーの整備と維持を目指しています。これらのコースには3年生になった段階で各自の希望と成績の評価によって振り分けられ、4年生から本格的に各研究室に配属されます。

1、2年生の段階は一般教養課程と呼ばれ、専門科目を学ぶ際に必要な基礎知識を養う期間となっています。一般教養課程では主に大学から指定されたその学部、学科が必要としている知識の基礎を養う科目(工学部では微分積分学、線形代数学、物理学基礎論など)以外にも、哲学、心理学、経済学などのさまざまな分野の教養科目を受講することも可能です。特に京都大学では教養科目の種類が豊富で、各分野において有名な教授がたくさんいます。有名な教授の授業や人気のある授業には多くの学生が殺到するために定員を越えてしまう場合が多く、受講生を抽選で決めることがしばしばあります。

≪私の大学生活≫
京都大学に通学するには自転車があると便利です。私はいつも自転車で大学まで通学しています。講義と講義の間の教室の移動時間になると学生が一斉に自転車で移動し始めるため、京大のキャンパスが自転車で溢れかえることがしばしばあります。

大学生活は基本的には楽しいものです。特に京都大学は一般教養科目の講義がゆるいものが多く、はじめは多くの学生が受講していても時間が過ぎていくにつれてだんだんと学生数が減っていくような講義が多く、最終的には受講生がはじめの半分以下になってしまう講義もしばしばあります。実際に私もいくつかさぼりました。

私は東洋哲学勉強会と鹿島神流武道部の2つのサークルに所属しています。東洋哲学勉強会では東洋哲学、主に仏教を中心に勉強するサークルです。OBや大学院の先輩が中心となり週に2、3回ほど勉強会を行っています。鹿島神流武道は茨城県の鹿島神宮で発祥した古武術で剣術、槍術、杖術、柔術などあらゆる武術に精通する総合武術でもあります。京大支部では週に3、4回ほど剣術と柔術を中心に稽古が行われています。また、年に1度だけ鹿島神宮で奉納演舞を行い、年に3回ほど東京大学や北海道大学、筑波大学支部などの他大学との合同稽古を行うため他大学の学生との交流もできます。

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