ペーチ大学(ハンガリー国立大学医学部)

<2021年7月8日>
こんにちは
テスト終わったので近況報告致します。
後期のほうが医学部らしいのでその話をしようと思います。
大学では必修科目と選択科目があります。文字通り必修は必ず取らなくてはいけない科目で、選択科目は何を取るのか自由に選べます。
後期の必修科目はmolecular cell biology <分子生物学>、biochemistry <
生化学>、public health<公衆衛生学>, biophysics <医療物理?生物理?>
Nurse skill<看護>、anatomy<解剖学>、histology<組織学>、embryology <発生学>
以上です。これに選択科目が入ってきます。私が取ったのはhistory of infectious disease, Medical Hungarian , biophysics seminar の3つでした。

分子生物学は高校の生物の延長です。細胞がどのように振る舞うのかを勉強します。これは前期と繋がっており一年を通してthe cell という教科書を一周する様な感じです。もちろん教科書を全部暗記したわけではありませんが概要は説明できるようになります。これに実験が加わってくる感じです。テストは筆記形式の中間試験に加えexam period(14 week 以降)に口頭試問が行われます。トピックをランダムに引いて試験官の質問に答えていきます。

生化学は今学期は主に代謝の話でした。
例えば高校の時にクエン酸回路などを学ぶと思うのですがそこで行われる一つ一つの反応を勉強していきます。生化学は筆記試験なので楽でしたが受験資格を取るまでに苦労しました。毎週実験があるのですがその前にテストを行います。semester中に12回のテストがあるのですがそのうち7回以上合格しなくては学期末テストの受験資格を剥奪されます。これがなかなか大変で病む人とか出てきます。

Biophysicsは主に医療で使う物理を勉強します。
超音波やX線などです これも毎週実験があります。

Anatomyは文字通り解剖です。今セメでは主に筋肉・関節・骨・神経・血管を勉強しました。
覚えなくてはいけないものが膨大なうえに慣れるのに時間がかかりました。最初のうちは神経と血管の見分けもつきませんでしたが徐々にわかるようになっていく感じです。試験は口頭試問で御献体を使って行われます。大体30分くらい質問攻めにされます。このstructure何?と聞かれて大体どれくらいの深さか、何が見えるのか、どこから来てどこに伸びているのかを手がかりに答えていきます。後は筋肉の動き方、それに加えてtheoryについても話さなくてはいけません。

Histology はsemesterを通して60枚くらいの組織のスライドを見ていきます。
テストに合格するには全てのスライドを説明できるようにしなくてはなりません。
染色の種類、何が見えるか、その根拠について話す必要があります。
例えば核の形、細胞の大きさに着目して見えているものは〜であると言ったかんじです。これにtheoryが加わってきてその組織がどのようにしてできたかや働き等を勉強します。
テストでは口頭試問でスライドを2枚ランダムに見せられて聞かれることに応えていく様な感じです。

Embryologyは発生学で文字通り発生の過程を勉強していきます。受精から起こる出来事を出産まで一つ一つ勉強していきます。これも口頭試問です。

大体こんなかんじです。今セメはとにかく忙しかったという印象です。毎週のテストと実験3つと実習2つ、全部予習していかないと何もわからなくなるので準備に時間をかけますが学期末テスト対策に手が回らなくなります。そして口頭試問はかなり厄介でした。筆記なら手を抜いていいラインが見えるのですが口頭試問では弱い所をつかれたら一発退場なので量、質ともに充実させる必要があります。そこが大学側の狙いです。テスト期間中は結構追い詰められて歩いていると突然叫び出したくなったり、幸せを憎んでました。。今思えば異常だったなと思います笑笑
大学生活はやはり大変ですがやはり勉強はかなり面白いです。特にanatomy
Histology embryology は密接に繋がっていて勉強していてワクワクします笑
大学もやはり人の命を預かりうる人材を育てているために厳しい面がありますがかなり指導は上手いです。
まだまだ卒業まで遠い道のりですが頑張っていきたいと思います。

<2020年3月19日>
大学が始まっておよそ半年が過ぎました。私たちのコースはpremedical Courseといって生物, 化学, general English, Medical English, 物理, ハンガリー語を習っています。ハンガリー語以外は4月から7月の間にある本医科へ入るための試験の科目なので皆必死に勉強してます。最近はコロナウィルスのせいで緊急事態宣言が発表され1ヶ月大学はありません。そのため最近は本当に留学してるのかというほど英語を話す機会がありません。Can I have americano? Without milkくらいです。大学があったときは朝起きてご飯食べて大学行ってスタディールームという日本の事務局が管理している学習室で夜遅くまで勉強しての繰り返しでした。単調な毎日が続くため時が過ぎるのが早いです。試験が終われば友達と飲みに行ったり観光したり旅行に行ったりして気分転換しています。ブダペストは最高です!さすが去年旅行ランキング欧州一位です。凄いですよね。本当に美しい街並みなので先生も行ってみてください。また交通機関が発達していて旅行も行きやすいです。ポーランド、クロアチアに行きましたがバス一本で行けました。ウィーンには電車一本で、往復+ウィーン乗り放題で3000円らしいです。
大学はいろいろな国籍の人がいます。イスラム人イラン人がかなり多いイメージがあります。いろんな国籍の人がいるため彼らに母国のことを聞くとすごく面白いです。また日本についてもよく聞かれます。アニメや寿司が彼らの興味を引くところみたいです。基本的に皆優しいです。また日本人が多いので心強くもあります。
勉強の話に戻ります。
General Englishは高校英語を英語で学ぶ感じです。これはめっちゃ点数取れます。先生にいじめられたおかげです。ありがとうございます。
Medical Englishでは人体の器官の役割とかを専門的な英語を使って学びます。
Biology Chemistry Physicsは日本の大学一年レベルらしいです。やはり重要視されるのは人体に関わるところで植物とかはあまりやりません。すごく面白いと思います。
Hungarianはさっぱりわかりません。
コロナウィルスの影響で本医学科の試験がどうなるかわかりませんが早く終わらせる予定です。
今年ははっきり言ってしまえばあまり厳しくないゆとりのある感じでした。本医科に入ってから皆苦しむようです。なんとか留年せずに乗り越えたいです。
そんな感じで元気に楽しくやっています。早くコロナが収束すると良いですね。